駆け出しだったレイ・プライスに頼まれ、
当時人気絶頂のハンク・ウィリアムスが、車の中で作ったという三拍子の曲
それがこの「Weary Blues」
昔私は、オムニバス盤に入っていたワンダ・ジャクソンの唄で知った。
それ以来、レイ・プライス自身が吹き込んだものはないだろうかと、
いろいろ捜してみたが、いまだに見つけられないでいる。
だがそんなとき、このDuane Eddy(デュアン・エディ)が演奏しているものを
偶然見つけた。
調べてみると、カントリー音楽出身のデュアンは、
それまで歌手の裏方にすぎなかったエレキギターを表舞台に押し出した男・・・
つまり「ギターインスト」を一番最初に世に送り出したギター弾きなのだ。
後年はBJトーマス、エミルー・ハリス、ウェロン・ジェニングスなど
そうそうたる歌手のアルバムに「ゲスト」として出演。
奏法としては、あまりにもシンプルだけれど、
メロディーラインをきれいに弾いていて、原曲の持ち味を損なっていない・・・
なかなかいいですよ!
2012/2/17