マカロニウェスタン映画に登場する農民、日本語の吹き替えは、
なぜか決まって東北弁だ。彼らはメキシコ人なのに・・・
そう言えば、荒野の七人の時もそうだった。ガンマンに助けを求める農民も
「お願えーで、ごぜーます」と・・・怪しげな東北弁だ。
なぜだ?映画やドラマに登場する貧しい農民は、どうして東北弁なのだ。
『会津は、わだすが守る!』
大河ドラマで、銃を持った八重が叫ぶ。これならいい。舞台は東北の会津だからだ。
農民は、日本中どこにでもいる。関西にも、九州にも・・・なのにどうして?
そんなことに憤慨していたら、パッツィーが、東北弁農夫の口真似をして、
自分で大笑いしていた。まったく・・・
東北弁と一口に言っても、東北六県、それぞれ違いがある。
さらに、郷里の福島県などは、会津地方・中通り・浜通り、それぞれ言葉が違う。
ところで、このNHK大河ドラマ「八重の桜」、方言の使い方が、かなり正確だ。
例えば、人に「それを取ってほしい」と頼む場合、会津では「取ってくんろ」、
中通り地区では、「取ってくだっしょ」と言う。
「八重の桜」、そんな言葉づかいの小さなことにまで、こだわって制作している。
先日放送の「二本松少年隊」の巻では、きちっと、中通り地方の言葉を使っていた。
リアルだ。だから、テレビを観ていて、時折、ドキッとすることがある。
祖父が会津出身だったからだ。だが、祖母は中通りの二本松の人。
そして、私たち家族が暮らしていたところも二本松だ。だから、我が家で会津弁を
使うのは祖父一人だけで、彼が亡くなると、我が家から会津弁が消えた。
忘れていた会津特有の言葉が、突然、テレビ「八重の桜」から・・・懐かしい。
聞こえてくる会津言葉の一つ一つは、その昔、祖父が、幼い私に、常々語りかけて
いた言葉だ。
思えば、その私は、祖父の死んだ年を、とうとう超えてしまった。
「It's Four In The Morning」
ファロン・ヤング、1972年のNo.1ヒット。
こじんまりとしたライブ、いい雰囲気ですね!
2013.7.15