思わぬ場所でカントリーが・・・
パッツィーの運転で郷里へ向かうが、東北道は案の定お盆渋滞。
そこで、昨年と同じように、栃木都賀JCTから東関道に入る。
少し走ると〔みぶハイウェイパーク〕の案内板。高速道からはSAは見えないが、
ここで、休憩も兼ねて、パッツィから運転を交替することにした。
おもいのほか大きいSAだった。そして、どことなく風変わりな建物・・・
木目調のデザインがあったりして、高速のSAらしくない。
よく見ると、〔道の駅みぶ〕という看板もある。高速道に道の駅?
そうか、ここは、一般道の〔道の駅みぶ〕と、高速道〔みぶハイウェイパーク〕を
兼ねているのか・・・
すると、スピーカーから耳慣れた音楽が。オー、これはカントリーじゃないか!
このハスキーな唄声は、スキーター・ディビスだ。間奏のスチールもいい感じ。
そこで、頭の上のスピーカーを指差し、そばにいた女性係員に訊いてみた。
「ここでは、いつもカントリーなの?」
「そうです。いつも、こんな感じの音楽です」
次の曲は、ハンク・トンプソンだった。こうなったら、ここの責任者に会わねばと
事務所を探した。もちろん、同じ愛好者として、表敬訪問をするためだ。
だが、建物が入り組んでいて、どうしても見つからない。
そうだ!忘れていた。私は先を急ぐ旅人だった。
いつまでもこうしてはいられない。仕方がない。挨拶は後日にしよう。
ところでパッツィーはどこだ?
彼女は、農産品直売所にいた。とても安い!と言って、ブドウとスイカ、それに
ナシと長ネギなどを買い込んでいる。
私は、先に、それらを車に詰め込み終え、待つが、彼女は、またまた行方不明に。
捜しに行くと、大きなソフトクリーム食べながら、建物から出てきた。
「これで250円とは安い!ここはおススメ!」
パッツィーは、すこぶるご機嫌だった。
車に向かって歩いていると、マーティー・ロビンスの唄声が追いかけてきた。
♪♪ I'm so lonesome I could cry ・・・
「I Don' Believe I'll Fall In Love Today」
バック・オーエンスのアルバム「Sing Harlan Howard」の中に。
1961年の作品で、スチールはラルフ・ムーニーです。
2013.8.11