スパゲッティは、いつからパスタという名前になったのか?
調べてみると、呼び方が変わったのはバブル期からだという。
あの頃はちょっとしたイタリア料理ブーム。店側としては、高級感を出したいが、
スパゲッティという名称ではちょっと古臭い。そこで、おしゃれに「パスタ」と。
そもそも、パスタとは小麦粉の練りものを指すらしい。つまり、スパゲッティとか
マカロニなどをひっくるめての総称だ。
だから、意地でもパスタとは言いたくない人は、たとえメニューにパスタとあっても、
堂々と『スパゲッティ!ナポリタン』と注文すればよろしい。
店員からは、変な目でみられるでしょうが。
ついでに、パスタのように呼称が変化したものを捜してみた。
ステーキがそうだ。そういえば、昔は『ビフテキ』と言っていた。
『Gパン』もそうだ。今では、ジーンズと呼んでいる人のほうが多い。
洋服をかける『えもんかけ』、それが今ではハンガー。
『ズック』と言っても、今時の若い人には通用しないだろう。これはスニーカー。
『スチュワーデス』は、キャビン・アテンダントと呼ぶそうだ。
『職安』、これはずいぶん前にハロー・ワークというしゃれた名前に。
捜してみると、こうした呼称の変化が山ほどあることに気づく。
ところで、我々の音楽ジャンルだが、最近は『カントリー&ウェスタン』とは
言わなくなった。私たちが学生の頃、コンサートのタイトルには、ほとんどが
この名称を使っていたのだが・・・
私も、このブログ記事なども含めて、必要のある時には、カントリー音楽とか、
カントリーとかと使う。それでも、時折、イベントなどのタイトルを見ると、
C&Wという文字を目にすることがあるが、これは何となく理解できる。
一般の人に説明しようとすると、「ウェスタン」のほうがわかりやすいからだ。
だが、少し気になる。
「ロックはあるけど、ロールはどうした?」
ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャードの言葉だ。
これを借りれば、今時のC&W「カントリーはあるけど、ウェスタンはどうした?」
と言われそう。「C&W」郷愁を誘う言葉でもあるのだが・・・
「Faded Love」
ボブ・ウィルス作フィドルの名曲。
しかし、この曲を世界的に有名にしたのは、
1963年、このパッツィ・クラインの歌声でした。
2013.8.14