パッツィーの最近のお気に入りは、相撲だ。
そういえば、相撲中継で映る観客席も、昔と比べ女性が多いように感じる。
相撲協会の発表で確かめると、やはり、相撲観戦に足を運ぶ女性は、前年と比較し
年間で4万人ほど増えている。
女性に特に人気なのが遠藤。成績のよくない今場所だが、それでも彼が土俵に
上がると、館内からは大歓声が沸き起こる。これを機に、相撲協会も女性対象の
イベントを開催したりして、女性ファンの獲得に力を入れだした。いいことだ。
だが、女性ファンが増えている原因は、どうやら「遠藤ブーム」だけではない
ようだ。相撲のどこが好きなのかと訊かれた、熱烈な女性ファンが言っている。
「基本的に、すごくシンプルで純粋な世界です。お相撲さんは、みな惚れ惚れする
ほど美しい。日本男子の素晴らしさがそのまま残っている世界って、他にはないん
じゃないでしょうか」(ライブドア通信)
そうかもしれない。相撲社会では、家柄とか、学歴とかは一切通用しない。勝つか
負けるか、実力それだけのシンプルな世界だ。
また、野球やサッカーのようにチームプレイも関係ない。生き残れるかどうかは、
ただただ、自分の責任。言い訳の効かない厳しい世界だ。
ひがーし柏戸・・・にーし若乃花・・・こんな感じだったと思う。
レコードは、この人気呼びだし「小鉄」の名調子で始まる。
村田秀雄が唄う「男の土俵」という歌があった。
♪やぐら太鼓が墨田の川に どんと響けば土俵の上で 男同士の血汐はたぎる
負けてなるかと どんとぶつかれば まげも乱れる まげも乱れる 大銀杏
今日はこの手か明日またあの手 胸に思案の土俵入り仕度
締めたまわしを両手でたたき 今日はやるぞと どんと四股ふんで
笑い浮かべて 笑い浮かべて 花道へ
無事に迎える千秋楽の 汗もにじんだこの十五日 今場所済んだら来場所目指し
けいこ重ねて どんと体当たり 男勝負の 男勝負の 道を行く♪
今増えているという相撲女子たちは、おそらく、この歌の中に描かれているような
風景を見ているのだと思う。
最近モンゴル勢が強い。でも、それがどうした!という感じ。大相撲とは、モンゴルの
彼らも、また、エジプトの大砂嵐も、全部含めて、懐かしい「和」の世界なのだ。
「She's Got You」
以前にも取り上げた曲。ハンク・コクラン作で
パッツィー・クラインで1962年にNo.1ヒット。
今日は、リアン・ライムスです。
2014.9.24