1972年の秋。
社会人駆け出しの私とパッツィーは、チャリティーの黄色い缶バッチを
胸に付けて武道館の二階席にいた。
「バングラディシュ孤児救済コンサート」
国連ユニセフの呼びかけのアジアツアーの一環、
カントリーミュージシャンたちが動いたのだ。
テックス・リターを座長に、コニー・スミスやワンダ・ジャクソン、
それから「Walk On By」のレロイ・バン・ダイクなどなど・・・
ビッグネームが大挙しての来日だった。
昔のことなので、誰がどの歌を唄ったのかを正確に思い出せないが、
確かトム・T・ホールが「クレイトン・ディラニーの死んだ日」を、
それと、レロイ・バン・ダイクがこの曲だったことは妙に記憶している。
たぶん、あくの強い顔の二人だったからかもしれない。
「The Auctioneer」
学校にも行かずに、市場で声を張り上げる競売人に憧れる少年。
やがて、その少年は・・・
途中サビのところで威勢のいい「セリの口上」
ハンク・スノウばり、Leroy Van Dykeの早口が炸裂します!
2012/1/24