この冬、あまりに外が寒い。なので、ウォーキングをしばらく休んでいたのだが、
先週の土曜日、いい天気に誘われて久しぶりに出かけた。
たまになので、少し長い距離をと、隣駅まで。するとパッツィーが、
「ここのラーメン屋さんよ」と指差す。
一瞬、何が?と思ったが、すぐに思い出した。幻の金券のことだ。
昔、時は夏、パッツィーは、同じく主婦の友人と二人で、その店にラーメンを
食べに行ったそうだ。そこのラーメンには、くじが付いていると聞いたからだ。
なので、店に入った二人は迷わずラーメンを注文した。
くじというのは、どうなっているのだろう?と見回すと、店内の壁に張り紙が。
それによると、当りかどうかは、ラーメンどんぶりの底を見ればわかるらしい。
ということは、完食しなければ、それはわからないということだ。
そういうことならと、この女性二人、麺をたいらげた後、汗を拭き拭き、大きな
どんぶりを両手で持って、欲と得とで、全部のスープを飲み干した。
すると、当りだ!パッツィーのどんぶりの底には100円と書いてある!
彼女は100円券を貰って、大喜びで帰ってきた。
もちろん、後日、その二人は、もう一度ラーメン屋に出かけた。
そして、これまたもちろん、当りを狙ってラーメンを注文、またしても、最後の
一滴のスープまで・・・だが残念!その日は二人ともダメだった。
仕方がない。でも、私には前回ゲットした金券がある。
さて、帰ろうと二人はレジに。そして、パッツィーは前回ゲットした金券を出した。
すると店主。
「スミマセン。この金券は期限切れです」
「えっ!・・・」
かくして、水っ腹のパッツィーは、肩を落として帰宅した。
「One More Time」
作者はメル・テリス。
1960年に、レイ・プライスの唄で、5位に。
全盛期のレイの唄声、今あらためて聴いても素晴らしい!
2013.1.17