火曜日の昼ごろから雪が降り出し、夕方には、あたり一面雪景色となった。
ようやく路肩の氷も融けだしたと思ったら、週末も再び雪になるらしい。
ということで、雪道の話。雪や凍結した道路では誰しも慎重になるものだが、
中にはそうでない人もいる。以前、関東に大雪の降った翌朝のことだ。
冬用タイヤを装着していないので、電車にしようかとかなり迷った。だが、天気は
良さそうだし、仕事でも車は使うし・・・結果、昼には道路の雪も融けるだろうと、
無理やり判断、車に乗って家を出た。
走り出してみると、考えていたよりも雪が深かった。幹線道路に出てしまえば、
交通量も多いので何とかなるだろう。だが、こんな日には急ブレーキや急発進は
禁物だ。私はノロノロ走りながら十字路へ。
赤信号で停車した。思っていた通り、左右に流れる幹線道路には積雪が無い。
その時、幹線道路の左手から、白い乗用車が減速もせずに交差点へ入ってきた。
車の中に、二人の若者が乗っているのが見える。
危ない!人ごとながらヒヤリとしたが、その車は、華麗なハンドルさばきで左折、
何事もなく交差点を駆け抜けて行った。信号が変わり、私も、先ほどの車の後を
追うように走り出した。
この側道は雪が深かった。少し行くと、緩やかだが道路が左にカーブしている。
道に沿って左側には建物が並び、普段ならば、右側には緑の茶畑が広がるが、
その畑も今朝は真っ白だ。その見事な銀世界の中に、先ほどの車が刺さっていた。
ハンドルを切った時にスリップしやすい。もし、制御が効かなくなって横滑りし
ていく場合は、滑っていく方向にハンドルを切り直すと、タイヤが路面をグリップ
して体勢を立て直すことができるという。
ところが、実際、その局面に遭遇した時に、とっさに、そういう操作ができるのか
というと、口で言うほど簡単ではない。例えば、崖道で谷底に向かって滑って行く
時に、あえて谷底のほうにハンドルを切るのだから・・・
今回の雪でも、アチコチ凍結している道路を、無謀にも、ノーマルタイヤで、
普通に走って行く車を何台も見た。もし、狭い路地を歩いていて、そういう車が
近づいてきたら、スリップに巻き込まれないよう、安全な場所に逃げることだ。
「Play Boy」
バック・オーエンスも1964年「I Don't Care」の中で唄っています。
映像は、ウィン・スチュワート。字幕に1960年とありますが、
このイントロ有りのバージョンは、後年、録音し直したものだと思います。
2014.2.7