日曜日は、久しぶりに地元所沢でのWalkin’ Backライブでした。ゲストシンガーの
みなさん、カントリー大好きなみなさん、ありがとうございました!
ところで、最近なぜか「ベンべー」と呼ぶ人はいなくなった。そう思っていたら、
ヤフーサイトにこういう質問があった。
「おじさん達はなぜBMWのことを<べんべー>と呼ぶのですか?」
それに対する回答は、
「BMWはドイツ車だから、ドイツ語読みだと<べー・エム・べー>になる」だ。
だが、それまでドイツ語読みだった車の名称が、どうして、何時から、英語読みに
変わったのだろう。
その時期ときっかけは、1981年の日本法人BMW JAPAN設立の時らしい。
日本法人を登記するに時に日本語での社名が必要になり、そこでドイツのBMW社
が英語読みにした。それから若い人たちは<ビーエム>と。それが真相のようだ。
<ベンツ>もそうだ。私などは、昔も今も普通にベンツと言っているのに、若い人
たちの多くは<メルセデス>と呼ぶが、その変化にも理由があった。ベンツと呼ん
でいるのは日本だけで、他国のほとんどはメルセデスと呼んでいるからだ。
情報の足は速く、あっという間に、呼び名も世界基準に統一されていく。
<べんべー>の話に戻ると、こういう回答もあった。
「ジェネレーションギャップです。Dをデー。イケてるをナウい。
クラブをディスコ。ベストをチョッキ。カップルをアベック。
アイスコーヒーを冷(アイ)コ。ビーフステーキをビフテキ。
50才以上の人はこう呼んでいました」
確かに、私も「ベスト」だとは知っていても、ついつい「寒いからチョッキ」などと
言ってしまう。そういえば、昔、私の祖父も時代遅れの呼び方をしていた。
「おい、俺のシャッポ取ってくれ」帽子の好きな人だった。普段は中折れ帽、釣りに
行く時にはハンチング。どちらもよく似合っていた。
風呂場から「シャボンがないぞ」と声がする。彼は絶対に石鹸とは言わなかった。
余談だが、シャボンは死語になったが、<シャボン玉>は不滅だ。
それと、ラーメンのことは、中華ソバとも呼ばず、あくまでも「支那ソバ」だった。
近所にできたラーメン屋。暖簾には「ラーメン屋」と書いてあるのに、祖父は最後
まで「支那ソバ屋」だった。
言葉のジェネレーションギャップといえば格好がいいが、とにかく頑固な会津生まれ。
呼び方を変えようとしなかっただけだ。今にして思えば、それが祖父らしさだった。
「My Favorite Memory」
マール・ハガード1981年のNo.1ヒット。
ある音楽評論家が言っていた。
「悠揚迫らざる迫力とは、このことだ・・・」
2015.3.11