退任した総理大臣は、普通静かにしているものだが、森喜朗さんだけは違う
ようだ。総理辞任後も何かにつけてニュースになる。つい最近も五輪委員長
として、国立競技場問題で報道陣に囲まれていた。出たがりなのだろうか?
その森さん、クリントン大統領に「How are you?」と言うべきところを、
「Who are you?」と言ったという笑い話があるが、これは某新聞論説委員
の創作らしい。森さんには 失言・迷言が多いので、それがあたかも真実で
あるかのように伝わってしまう。
森さんの失言・迷言を「NAVER」がまとめている。
総理になる前、党京都府連のパーティー。プライドの高い京都府民へのリッ
プサービスから「大阪は痰つぼ。金儲けだけを考えて公共心のない汚い町」
読者の声(当時、橋下さんと維新の会がなくて良かったですね)
五輪委員長という立場で。フィギュアの浅田真央には、「負けるとわかって
いた」「あの子、大事なときには必ず転ぶ」と発言して大ひんしゅく。
読者の声(あなたは大事じゃないところでも、いつも失言している)
世界中で爆発的にインターネットの普及が進んでいた2000年。森政権も国を
挙げてIT産業を盛り上げようとしていた。森さんは一言。「イット革命」
読者の声(それでは革命がおこりません)
「亡くなられた坂田さんから『人は先に、私はあとに』と言われました」
それを妻と一緒にテレビで見ていた坂田元議員。妻に「おい、俺は死んだこと
になっているぞ」と言ったそうな。
読者の声(あなたが先に)
総理大臣の時「えひめ丸沈没事故」の報告を受けたあともプレイを続け批判さ
れた。取り囲む記者団に対し「ゴルフが悪いことなのか!」と一喝。
読者の声(ゴルフに罪はありません)
「何でもかんでも首相が悪いんだというのは、僕で最後にしてほしい」
読者の声(首相が悪いんではなくて、あなたが悪いんです)
島根県壱岐島沖で、ロシアのナホトカ号から流出した重油に対して、「重油は
山口や九州のほうに流れていけばいい」
読者の声(あんたが飲んでくれればいい) 以上「NAVERまとめ」。
それにしても、これだけ失言の多い森さんが、どうしてそんなにスポーツ界で
偉いのか?という疑問。ある雑誌は次のように解説している。
<森さんという人は、実際にスポーツ好きで、元総理という肩書は交渉事に力
を発揮する。失言というマイナス面よりも、そちらのプラス面のほうが大きい
という理由が、森元首相がスポーツ界で偉い理由なのだ。はたして東京五輪ま
でに、代わる人物は出てくるのか?>
おそらく出てこないと思う。解説では「交渉事」と表現しているが、森さんは
「集金力」が凄いらしい。となると、「出たがりの森さん」というよりも、
森さんを「スポーツ界が手放さない」ということなのかもしれない。
まだまだ森さんの失言・迷言は続きそう・・・
「That's the Way Loves Goes」
レフティ作、1974年ジョニー・ロドリゲスで1位。
このマール・ハガードのカバーも、1983年に1位に
なりました。
2015.9.23